【意味】
①護摩の修法のときにできる灰。
②(高野聖の扮装をし、弘法大使の護摩の灰と称して押売りした者の呼び名から転じ用いられたという)旅人らしく装って、旅人をだまし財物を掠める盗賊。胡麻の上の蠅は見分けがつきにくいことから「胡麻の蠅」とも。
【語源・由来】
「護摩の灰」は、もともとは、護摩の修法のときにできる灰のこと。ここでは、高野聖の扮装で、弘法大使の護摩の灰と称して押売りして歩いた者がいたことから、旅人をだまし財物を掠める盗賊のことを呼ぶ名をいう。胡麻の上の蠅は見分けがつきにくいことから「胡麻の蠅」とも。