きずな【絆】の語源・由来

「絆(きずな)」という言葉は、もともと動物をつなぎとめる綱、特に馬や犬、鷹などを制御するための綱を指していました。

この具体的な機能から転じて、人と人との間に存在する強いつながりや深い感情、恩愛などを指すようになったのです。

「きずな」の語源に関しては、複数の説が存在します。

一つの説は、「頸綱(くびつな)」や「騎綱(きづな)」、「繋綱(つなぎつな)」といった、動物を繋ぐ綱に由来するとされています。

別の説では、「引綱(ひきつな)」が省略された形とも考えられています。

いずれの説も、元々は動物を繋ぎとめるための綱が言葉の起源であるとされています。

このように、「絆」はその語源から、何かを繋ぎとめる力強い意味を持っています。

時が経つにつれ、その意味は人間関係にも広がり、家族、友人、恋人など、人と人との間の離れがたいつながりを象徴する言葉として一般に広まっています。

きずな【絆】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
キーポイント 説明
初期の意味 動物(特に馬、犬、鷹など)を制御するための綱を指していた
語源についての複数の説
  • 頸綱(くびつな)
  • 騎綱(きづな)
  • 繋綱(つなぎつな)
  • 引綱(ひきつな)などが候補
現代での意味 人と人との間に存在する強いつながりや深い感情、恩愛を指す
用途 家族、友人、恋人など、人間関係全般で使われる

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