きし【旗幟】の語源・由来

「旗幟」という言葉は、元々、戦場で使用される「旗」と「幟（し）」を指すものでした。

これらは戦場で各陣営や指揮者が自分の位置や所属を明示するための道具として用いられていました。

つまり、旗や幟は団体や個人が何を代表しているのか、何を目指しているのかをはっきりとさせるシンボルでした。

このような背景から、現代では「旗幟」が主義や主張、立場を表立って示すという抽象的な意味で用いられるようになりました。

一言で言えば、戦場で物理的に自分の位置や意図を示すために用いられた「旗」や「幟」が、時が経て主義や主張を明らかにするための比喩的な表現として使われるようになったのです。

きし【旗幟】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「旗幟」の意味とその変遷をカンタンにまとめます。

項目	説明
元々の意味	戦場で使用される「旗」と「幟（し）」を指し、各陣営や指揮者が位置や所属を明示するための道具。
シンボリックな意味	団体や個人が何を代表しているか、何を目指しているかをはっきりとさせるシンボル。
現代での抽象的な用法	主義や主張、立場を表立って示す抽象的な意味で用いられる。
時代による意味の変遷	戦場での物理的な目的から、主義や主張を明らかにするための比喩的な表現として使われるようになった。