きなくさい【きな臭い】の語源・由来

【意味】
①紙・綿・布などのこげるにおいがする。こげくさい。
②硝煙のにおいがする。戦いや物騒なことが始まりそうな気配である。
③なんとなくあやしい。うさんくさい。

【語源・由来】
「きな臭い」は、予期せぬもの(紙や布)などがこげた時のにおいを指す語だった。「きな臭い」は、「きぬ(衣)くさい」から転じたという説や、「きの(木の)くさい」から転じたという説など諸説ある。のちに、「火薬のにおいがする」という意味から、戦争がはじまりそうな物騒な様子を表すようになり、なんとなく怪しいという意味でも用いられる。

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