きもん【鬼門】の語源・由来

「鬼門」という言葉は、元々陰陽道に由来しています。

陰陽道では、艮(うしとら)と呼ばれる方角、つまり北東が邪悪な鬼が出入りする場所とされていました。

この方角は万事に忌み嫌われた場所とされていたため、「鬼門」と呼ばれるようになりました。

時間が経つにつれて、この語はその字面から持っている「邪悪なものが出入りする場所」のイメージを拡張し、一般的には苦手な場所や事柄、または避けたい相手を指す言葉として用いられるようになりました。

例えば、特定のスキルや状況が「鬼門」であると言えば、それは苦手であるとか、問題を引き起こしやすいといった意味で用いられます。

つまり、「鬼門」は古くは陰陽道で忌避された特定の方角を指していましたが、現代ではその概念が広がり、苦手や困難な状況全般を指すようになったというわけです。

きもん【鬼門】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「鬼門」という言葉がどのように起源を持ち、その意味がどのように変遷してきたのかをカンタンにまとめます。
キーワード 説明・詳細
陰陽道 「鬼門」の語源であり、艮(うしとら)という方角(北東)が邪悪な鬼が出入りする場所とされていた。
方角 古くは「鬼門」は特定の方角、つまり北東を指していました。
意味の変遷 時間が経つにつれて、「鬼門」は苦手な場所や事柄、避けたい相手を指すようになった。
一般的な用途 特定のスキルや状況が苦手であるとか、問題を引き起こしやすいといった意味で用いられる。
現代の用途 古くは特定の方角を指していたが、現代では苦手や困難な状況全般を指すようになった。

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