きく【菊】の語源・由来

【意味】
キク科キク属の多年草。自生種のハマギク・ノギジクなどの総称。また、特に観賞用に作られた園芸品種の総称。原産は中国大陸、日本には奈良時代以降に渡来、江戸時代に改良が進む。梅・竹・蘭とともに四君子の一つ。品種が非常に多く、花色は白・黄・桃・紅など。演芸上は、大菊・中菊・小菊に、花の形状によって管物・厚物・平物などに分け、嵯峨菊・伊勢菊・肥後菊・美濃菊・江戸菊・奥州菊などの系統ががある。花を食用とする品種もある。鑑賞用に世界各国で栽培。
②襲の色目。表は白、裏は紫・白または蘇芳。
③紋所・文様の名。菊の花や葉を描いたもの。皇室の紋章、宮家共通の「裏菊」、ほかに「菊水」「乱菊」など。

【語源・由来】
「菊」は、奈良時代末から平安時代初めに中国から日本に伝わったといわれている。その際に、「菊」が「クク」と呼ばれていて、日本語に入った時に「キク」になったとされる。

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