カキ【牡蠣・牡蛎】の語源・由来

【意味】
イタボガキ科の二枚貝の総称。貝殻は形がやや不規則で、左殻で海中の岩石や杭などに付着。肉は栄養に富み、美味。各種が全国に分布し、また各地でマガキを中心に養殖され、宮城県・広島県が有名。ほかにスミノエガキ・イタボガキなどがある。貝殻から貝灰を作る。ぼれい。

【語源・由来】
「カキ」は、海中の岩石に付着することから、海の岩からかき落として取るため、「カキ」と呼ばれる。また、「カキ(貝着)」の意味からともされる。漢字で「蠣」だけで「カキ」の意味を表すが、「牡」の文字を用いて「牡蠣」「牡蛎」と表記される。これは、中国で「カキ」はすべて牡と考えられたことからで、現実に、雌雄の判別は顕微鏡で見ないと判別できないレベルである。

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