かぎゅうかくじょうのあらそい【蝸牛角上の争い】の語源・由来

「蝸牛角上の争い」は、中国の古典文学「荘子」の中に登場する寓話から来ています。

この寓話によれば、蝸牛の左の角に「触氏」という国があり、右の角には「蛮氏」という国が存在します。

これらの国はお互いに戦争を繰り広げ、数万の死者を出してしまうという話が展開されます。

この寓話が示すのは、大局から見たときには本当に取るに足らない、ささいな事柄で大きな争いを起こしてしまう人々の愚かさです。

つまり、「蝸牛角上の争い」という言葉は、非常に小さな問題や取るに足らない議論で争うことを表す表現として用いられます。

さらに、この寓話は、宇宙の悠久無限に対して人間の世界がいかに微小であるかという意味にも解釈されることがあります。

このように、この言葉は古典文学から生まれたが、その教訓は今も通用する普遍的なものと言えるでしょう。

【蝸牛角上の争い】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「蝸牛角上の争い」の起源、教訓、用途、さらなる解釈、そしてその普遍性についてカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
起源 中国の古典文学「荘子」に由来する寓話。蝸牛の左の角に「触氏」、右の角に「蛮氏」があり、戦争を繰り広げる。
主要な教訓 大局から見れば取るに足らない事柄で大きな争いを起こす人々の愚かさを示している。
表現の用途 非常に小さな問題や些細な議論で争うことを指す言葉として用いられる。
追加の解釈 宇宙の悠久無限に対して人間の世界がいかに微小であるかという意味にも解釈されることがある。
普遍性 古典文学から生まれたが、その教訓は今も通用する普遍的なものとされる。

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