カゴソウ【夏枯草】の語源・由来

夏枯草(カゴソウまたはゲコソウ)は、ウツボグサの枯れた花穂から作られる漢方薬の成分の一つです。

この名前は、夏に花穂が結実して褐色に変わり、枯れる様子から来ています。

“夏”は季節を、”枯”はその枯れた状態を、そして”草”は植物自体を指しています。

この植物には消炎や利尿作用があり、漢方医学においてその効能が利用されています。

また、「ウツボグサ」の名前にも興味深い由来があります。

ウツボグサの「ウツボ」という部分は、矢を収めるケース、つまり「靫(うつぼ)」あるいはその形に似た「空穂(うつぼ)」という意味です。

この植物の形状が矢を収めるケースに似ているとされているため、このような名前がついています。

つまり、夏枯草とは、形状が矢筒に似たウツボグサが夏に枯れた状態で使われる漢方薬の成分であり、その名前はその特性から来ているというわけです。

カゴソウ【夏枯草】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「夏枯草」と「ウツボグサ」の定義、名前の由来、効能、および総合説明をカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
定義(夏枯草) ウツボグサの枯れた花穂から作られる漢方薬の成分。
名前の由来(夏枯草) 夏に花穂が結実し、褐色に変わり枯れる様子から。”夏”は季節、”枯”は枯れた状態、”草”は植物を指す。
効能(夏枯草) 消炎や利尿作用があり、漢方医学で利用されている。
定義(ウツボグサ) 夏枯草の元となる植物。
名前の由来(ウツボグサ) 形状が矢を収めるケース(「靫」あるいは「空穂」)に似ているため。
総合説明 夏枯草は、形状が矢筒に似たウツボグサが夏に枯れた状態で使われる漢方薬の成分。名前はその特性から来ている。

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