かぼちゃ【南瓜】の語源・由来

かぼちゃ、または南瓜(なんきん)、はウリ科の一年生の果菜で、主に食用になります。

この名前の由来は実はポルトガル語との関係が深いのです。

16世紀頃、かぼちゃはカンボジアから日本に伝わったとされています。

このため、かぼちゃは「南蛮渡来の瓜」という意味合いを持ち、「南瓜」という漢字で表されるようになりました。

ここでの「南蛮」はかつての日本で西洋やその文化を指す言葉として使われたもので、西洋やそこからの伝来品を指して使われることが多かったです。

「かぼちゃ」という言葉自体も、ポルトガル語の「かぼちゃ」に関連したものと考えられており、「ぼうぶら」という読みはこのポルトガル語の影響から来ていると言われています。

さらに、「唐茄子」という名前もかぼちゃに関連するものです。

この名前は、かぼちゃの形が茄子に似ていることから名付けられました。

「唐」という文字は、古くからの日本で外国や外国のものを示す言葉として使われていたので、舶来の茄子、つまり外国からきた茄子のような形をしているという意味合いが込められています。

このように、かぼちゃの名前やその他の呼び名は、その歴史や文化的背景を通じて、多様な名前や意味を持つようになったのです。

かぼちゃ【南瓜】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、かぼちゃ(南瓜)の名前やその他の呼び名がその歴史や文化的背景をカンタンにまとめます。
キーワード 説明
南瓜(なんきん) かぼちゃはウリ科の一年生の果菜で、日本では「南瓜」という漢字で表される。
16世紀の伝来 カンボジアから16世紀頃に日本に伝わったとされている。
南蛮渡来の瓜 「南蛮」はかつての日本で西洋やその文化を指す言葉であり、この瓜も西洋から伝わったと考えられている。
ポルトガル語の影響 「かぼちゃ」という言葉は、ポルトガル語に由来している可能性があり、その影響で「ぼうぶら」とも呼ばれる。
唐茄子 かぼちゃの形が茄子に似ているため、「唐茄子」とも呼ばれる。
「唐」は古くからの日本で外国や外国のものを指す言葉とされ、唐茄子とは外国からきた茄子のような形を指す。

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