【意味】
てぬかりがない。気がきく。あいそがいい。
【語源・由来】
「如在」は、「論語」八の「祭如在、祭神如神在」、「祭ること在(いま)すが如くし、神を祭ること神在(いま)すが如くす」から。眼前に神や主君がいるかのように、謹みかしこまることをいう。しかし、後に「形ばかりの敬意」を表す意に誤用され、「てぬかりがある、気を使わない」という意になった。通常は否定形で使用され、「如才無い」で、「気がきく、てぬかりがない」の意味になる。
「如才」の漢字表記が多く見られるが、「在」の漢音「さい」からの誤用で、本来は「如在」が正しい。