いとなむ【営む】の語源・由来

【意味】
①忙しく仕事をする。せっせと務める。
②生活のために仕事をする。職業としてする。経営する。
③(行事・食事などの)準備をする。調整する。
④神事・仏事を行う。

【語源・由来】
「営む」は、「休むひまがない」「いそがしい」という意味の「暇無(いとな)し」の語幹に動詞をつくる語尾「む」の付いたもの。元々は、「忙しく仕事をする」「せっせと務める」という意味であった。怠ることなく物事につとめる意味から、営むは「準備をする」「調整する」「経営する」という意味が生じた。また、営むの語源には、「いと」が「いたずく(労く)」の「いた」と同語で、「なむ」は「なり(業)」とする説や、「いとあむ(糸編む)」が転じたとする説がある。いずれも音から当てただけ。

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