ごんごどうだん【言語道断】の語源・由来

「言語道断」という表現は、もともと仏教の用語として使われていました。

この言葉は仏教の深遠な真理に関して、それを完全に言葉で説明することはできない、あるいは、その真理の奥深さを言葉だけでは表現するのは不可能であるという意味合いを持っていました。

言葉で表せないほどの奥深さや、説明しきれないほどの深遠な内容を指して「言語道断」と称されていたのですが、時が経つにつれて、この表現は日常的な会話においても「とんでもない」や「もってのほか」といった意味で使われるようになりました。

つまり、もともとは仏教の真理の奥深さを表現するための言葉であった「言語道断」が、現代では信じがたい、あるいは考えられないことを示す表現として広く使われているのです。

【言語道断】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「言語道断」という表現の起源や意味の変遷をカンタンにまとめます。
項目 説明
起源 仏教の用語
元々の意味 仏教の深遠な真理の奥深さを言葉だけでは表現できない、または説明するのは不可能であることを示す意味合い
現代の意味 「とんでもない」、「もってのほか」。信じがたい、または考えられないことを示す意味
変遷の経緯 時間が経つにつれて、日常的な会話での「考えられない」や「もってのほか」などの意味で使用されるようになった

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