こんりんざい【金輪際】の語源・由来

「金輪際」という言葉は、「絶対に」や「断じて」といった意味で用いられます。

この言葉の背景には仏教の考え方があります。

仏教において、大地は「風輪」「水輪」「金輪」という三つの層によって支えられているとされています。

その中でも「金輪」は最上層であり、大地の直下に位置しています。

「際」は「果て」や「端」といった意味を持ち、この場合では金輪の最も深い部分、すなわち大地の底の底を指します。

この考え方から、「金輪際」はものごとの最後や極限を指す言葉として、そして強調の意味合いで「絶対に」という意味で使われるようになったのです。

【金輪際】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「金輪際」の意味、背景、そして言葉の由来をカンタンにまとめます。
項目 説明
意味
  • 「絶対に」
  • 「断じて」
背景 仏教の考え方
仏教の三つの層
  • 風輪
  • 水輪
  • 金輪
金輪の位置 大地の三つの層の中で最上層であり、大地の直下に位置する。
「際」の意味
  • 「果て」
  • 「端」
言葉の由来 金輪の最も深い部分(大地の底の底)を指し、ものごとの最後や極限を示す言葉として使われる。

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