えんか【演歌】の語源・由来

【意味】
①明治・大正時代の流行歌で、演歌師が独特の節回しで歌ったもの。自由民権運動の壮士たちが演説の代わりに歌った壮士節に始まったが、のちには政治から離れて主題も人情物に移り、大道演芸化して艶歌とも称されるようになった。
②現代歌謡曲の一種。哀調を帯びた日本的メロディーとこぶしのきいた唱法が特色。

【語源・由来】
明治初期の自由民権運動の壮士たちが、演説の取り締まりが厳しくなった時に、歌で政府を弾劾したことによる。「演歌」は「歌によって意見を述べる」という意味で、「演説」に対応する言葉だった。のちに、街頭でバイオリンを弾きながら歌い、歌の本を売るものを「演歌師」と呼ぶようになり、政治から離れ、大道演芸化した。昭和に入り、人情をテーマに歌うようになった。

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