コエンドロの語源・由来

「コエンドロ」はセリ科の一年草で、南ヨーロッパが原産の香味料および薬用植物です。

この植物は、特異な香気を持つ茎と葉を持ち、多くの料理に利用されます。

特に、果実は香味料として、また健胃や去痰薬として使用されます。

この名前「コエンドロ」は、ポルトガル語の「coentro」に由来します。

しかしこの植物は、異なる言語や地域によってさまざまな名前で知られています。

英語圏では「coriander」として知られ、これが日本語の「コリアンダー」という名前の由来となっています。

さらに、生の葉はタイ料理などでよく使われ、タイ語で「パクチー」と呼ばれます。

古い文献としては、930年の「和名抄」に「古仁之(こにし)」という名前での記載があり、これによりこの植物がかなり古くから日本に伝わっていたことが示唆されます。

「コエンドロ」の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「コエンドロ」という植物の特徴や背景に関する情報をカンタンにまとめます。
項目 詳細
基本的な特徴 セリ科の一年草。南ヨーロッパ原産の香味料および薬用植物。
利用方法 特異な香気の茎と葉が料理に使用される。果実は香味料や健胃、去痰薬として利用。
名称の由来 ポルトガル語の「coentro」が原点。
他言語での名称 英語:「coriander」(日本語:「コリアンダー」の由来)、タイ語:「パクチー」
日本での歴史的記録 930年の「和名抄」に「古仁之(こにし)」として記載。これにより、古くから日本に伝わっていたことが示される。

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