あかぬけ【垢抜け】の語源・由来

「垢抜け」という言葉は、人の容姿や動作、さらには技芸などが洗練されている、またはすっきりとしている状態を指します。

この言葉の語源は「垢」という単語にあります。

元々、「垢」は皮膚についた汚れを指す言葉でした。

しかし、時間が経つにつれてこの「垢」が「洗練されていない」「泥臭い」といった意味に変わりました。

そして、この「垢」が「抜ける」という表現は、元々「灰汁（あく）が抜ける」とも言われました。

灰汁が抜けるというのは、何かが煮詰まって熟成され、余分なものが取り除かれるという意味であり、その結果、何かが洗練されると解釈されました。

このような意味転化を経て、「垢抜け」という言葉は、今日では「洗練されている」というポジティブな意味で広く用いられています。

【垢抜け】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「垢抜け」の語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。

項目	説明
基本の意味	人の容姿、動作、技芸などが洗練されている、またはすっきりとしている状態を指す。
語源	元々「垢」は皮膚についた汚れを指す言葉であり、時間が経て「洗練されていない」「泥臭い」という意味に変わった。
関連の表現	元々「灰汁（あく）が抜ける」とも言われ、何かが煮詰まって熟成され、余分なものが取り除かれる意味があった。
現代での用途	今日では「洗練されている」というポジティブな意味で広く用いられている。