タイショウエビ【大正蝦・大正海老】の語源・由来

「大正蝦」または「大正海老」という名前は、クルマエビ科のエビを指す名称として知られています。

体の色は淡灰色で、尾の先端は暗褐色をしており、体長はおおよそ20㎝程度です。

このエビは渤海湾の浅瀬で産卵し成育を遂げ、秋の季節になると沖合に移動します。

そして、黄海や東シナ海の大陸棚上でトロール網によって漁獲されます。

食用として非常に重要で、日本では「コウライエビ」という標準和名でも呼ばれています。

この名称の由来は、大正11年に関わる主要な水産会社、特に「林兼商店」や「日鮮組」が共同で事業を開始し、「大正組」という名前でこの事業を進めたことからきています。

そして、このエビの商品名として「タイショウエビ」が使われるようになりました。

「大正」という名前は、当時の日本の年号である「大正」にちなんで名付けられたもので、このエビの名前も事業名を基にして命名されました。

【大正蝦・大正海老】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、、「大正蝦」または「大正海老」の特徴と名称の由来に関する主要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 内容
分類 クルマエビ科のエビ
体の特徴 淡灰色の体に尾の先端が暗褐色、体長は約20㎝
生息・産卵の場所 渤海湾の浅瀬で産卵し、秋に沖合に移動
漁獲地点 黄海や東シナ海の大陸棚上
漁獲方法 トロール網
食用重要性 非常に重要、日本では「コウライエビ」とも呼ばれる
名称の由来 大正11年に「林兼商店」と「日鮮組」が「大正組」として事業を開始、商品名として「タイショウエビ」が使用
名前の背景 「大正」は当時の日本の年号。事業名を基にエビの名前が命名された

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