せった【雪駄・雪踏】の語源・由来

「雪駄」は、竹皮草履の裏に牛皮を張り付けた履物を指します。

このデザインは、千利休の創意によるものと言われています。

後に、この履物の踵部分には裏鉄が追加されました。

元々、この履物は「席駄(せきだ)」と呼ばれていました。

「席」は「むしろ」を意味し、「駄」は履物を指します。

しかし、時が経つにつれて「席駄」の呼び名は「せった」という音へと変わりました。

この変化を受けて、漢字表記も「雪駄」という形に変化しました。

この「雪」の字は、音の変化を受けての当て字であり、加えて、この履物が雪の上でも使用できることを示唆する意味合いも持っています。

せった【雪駄・雪踏】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「雪駄」という履物の特徴や歴史、名称の変遷などの情報をカンタンにまとめます。
項目 説明
基本の定義 竹皮草履の裏に牛皮を張り付けた履物
デザインの由来 千利休の創意によるもの
追加された部分 踵部分に裏鉄が追加された
元々の名称 「席駄(せきだ)」
「席」の意味 「むしろ」を意味する
「駄」の意味 履物を指す
名称の変化 「席駄」から「せった」という音へ変わり、漢字表記も「雪駄」になった
「雪」の意味 音の変化に伴う当て字。雪の上でも使用できることを示唆する意味合いも持つ

語源由来の言葉を50音別に検索



error: 右クリックできません。