「ズバリ」という言葉は、物事の核心や急所を直接的に、または確実に捉える様子を表す言葉として現代ではよく使われます。
この言葉の起源は、実は鎌倉時代にさかのぼります。
その当時、この言葉は刀や包丁で物を勢いよく切る際の擬態語として用いられていました。
切る動作が勢いよく、そして的確であることから、「ズバリ」という言葉が生まれたのです。
この力強く、的確な切る動作を表す言葉が、時代を経て、物事の中心や要点を直接、明確に指摘する様子を示す言葉としてのニュアンスを持つようになったのです。
つまり、「ズバリ」は、元々は物理的な動作を表す擬態語として使われていたものが、物事の核心を的確につかむという抽象的な意味へと変化してきたのです。
「ズバリ」の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「ズバリ」という言葉の起源やその変遷に関する主要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 | 説明 |
---|---|
現代の用途 | 物事の核心や急所を直接的に、確実に捉える様子を表す言葉として使用。 |
起源の時代 | 鎌倉時代。 |
元の用途 | 刀や包丁で物を勢いよく切る際の擬態語として用いられていた。 |
由来 | 勢いよく、的確な切る動作から、「ズバリ」という言葉が生まれた。 |
意味の変遷 | 元々の物理的な切る動作を表す擬態語から、物事の核心や要点を明確に指摘する抽象的な意味へ変化してきた。 |