「撞木鮫」は、シュモクザメ科に属する軟骨魚の総称で、特徴的なのはその頭部が横に張り出している形状です。
この魚の名前の由来は、実際にその頭部の形状が「撞木」に似ていることからきています。
撞木とは、仏具の一つで、特に鐘や鉦などの楽器を打ち鳴らすための棒のことを指します。
さらに、「撞木鮫」には「カセブカ」という別名もあります。
この名前は、その形状が「カセ」という紡いだ糸をかけて巻き取るH形の道具に似ていることから「カセ」と名付けられました。
そして「ブカ」の部分は、大型の鮫を指す俗称である「鱶(ふか)」の音が変化して連濁したものです。
このように、撞木鮫の名前は、その独特な形状と伝統的な日本の道具や名称との関連から命名されました。
シュモクザメ【撞木鮫】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
ポイント | 説明 |
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撞木鮫とは | シュモクザメ科に属する軟骨魚の総称 |
主な特徴 | 頭部が横に張り出している形状 |
名前の由来 | 頭部の形状が「撞木」(鐘や鉦を打ち鳴らす棒)に似ている |
別名 | カセブカ |
カセブカの名前の由来 | 形状が「カセ」(紡いだ糸を巻き取る道具)に似ており、「ブカ」は「鱶(ふか)」の連濁したもの |