「こぶ」は、物の表面が盛り上がった形状や、体の一部が異常に盛り上がった状態を指す言葉です。
この言葉の語源は、丸い塊状のものを意味する「かぶ(株)」「かぶ(頭)」「かぶら(蕪)」などに関連しています。
これらの言葉が示す丸い形状が「こぶ」という言葉の起源と考えられます。
さらに、時代が経つにつれて「こぶ」は、邪魔で厄介な存在を意味するようにもなりました。
特に江戸時代以降、厄介な人や状況を「こぶ」と表現するようになりました。
例えば、離婚を経験して子供がいる人や、何らかの厄介な事情を抱える人を指して「こぶつき」という言い回しも生まれました。
これは文字通り、邪魔な「こぶ」が付いている状態を比喩的に表現したものです。
こぶ【瘤】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「こぶ」の基本的な意味、語源、拡大された意味、江戸時代の用途、および例の言い回しについてカンタンにまとめます。
項目 | 内容 |
---|---|
基本の意味 | 物の表面や体の一部が盛り上がった形状や状態 |
語源 | 「かぶ(株)」「かぶ(頭)」「かぶら(蕪)」などの丸い塊状のものに関連 |
拡大された意味 | 邪魔で厄介な存在を示す |
江戸時代の用途 | 厄介な人や状況を「こぶ」として表現 |
例の言い回し「こぶつき」 | 離婚を経験して子供がいる人や厄介な事情を抱える人を指す、邪魔な「こぶ」が付いている比喩 |