けいがいにせっする【謦咳に接する】の語源・由来

「謦咳に接する」という言葉は、「目上の方と直接会う」という意味で使われます。

この表現の背景には、実際にその人と会わないと、彼の咳払いの音すら聞けない、という意味が含まれています。

言葉の中の「謦咳」は、実際に咳払いを指します。

そのため、「謦咳に接する」は文字通りには、「咳払いの音に耳を傾ける」や「咳払いの音に接近する」といった意味になりますが、この言葉が使われる際の意味は、ある人との間に距離がない、すなわち直接会って話をする、というニュアンスです。

この言葉の起源は、古典文学として知られる「荘子」の「除無鬼篇」とされています。

そこから、この表現が日常の言葉として用いられるようになり、現在に至るまでの意味で使われています。

【謦咳に接する】の意味・語源由来！表で簡単まとめ

表を使って、「謦咳に接する」に関する重要なポイントをカンタンにまとめます。

項目	詳細
現在の意味	「目上の方と直接会う」という意味。
表現の背景	実際にその人と会わないと、彼の咳払いの音すら聞けない、という意味が含まれている。
「謦咳」の意味	咳払いを指す。
文字通りの意味	「咳払いの音に耳を傾ける」「咳払いの音に接近する」
ニュアンス	ある人との間に距離がない、すなわち直接会って話をする。
起源	古典文学の「荘子」の「除無鬼篇」。