げんごろう【源五郎】の語源・由来

「源五郎」という言葉は、ゲンゴロウ科に属する昆虫を指す名称です。

この名前の由来は、その昆虫の特徴的な外見に関連しています。

具体的には、ゲンゴロウの背部は黒っぽい色をしています。

この黒い色の特徴から、「玄い甲」、すなわち「くらいこう」と言われるようになりました。

ここで「玄」は「暗い、黒い」という意味を持ち、「甲」は昆虫の外骨格を指しています。

この「玄甲」という言葉が、時代とともに変化して「玄甲(げんがわら)」と呼ばれるようになりました。

そして、さらに言葉が短縮されて「源五郎」という現在の形になったのです。

このような経緯を経て、「源五郎」という名前が、黒い背部を持つこの昆虫を指す言葉として定着したわけです。

言葉の背後には、しばしばその対象となるものの特徴や性質が隠されていることがあり、それを知ることでより深い理解を得ることができます。

げんごろう【源五郎】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「源五郎」の言葉の背後の由来と歴史的変遷をカンタンにまとめます。
ポイント 詳細説明
現代の意味 ゲンゴロウ科に属する昆虫を指す名称。
名前の由来 ゲンゴロウの特徴的な黒い背部。
初期の表現 「玄い甲」、すなわち「くらいこう」。「玄」は「暗い、黒い」、そして「甲」は昆虫の外骨格。
時間とともの変化1 「玄甲」から「玄甲(げんがわら)」へと変化。
時間とともの変化2 「玄甲(げんがわら)」が短縮されて「源五郎」へ。
現在の名前の定着理由 黒い背部を持つこの昆虫を指す特徴から。

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