ななつどうぐ【七つ道具】の語源・由来

「七つ道具」という言葉は、特定の仕事や目的のために必要な一揃いの道具を指します。

この言葉の由来は、武士の文化と密接に関連しています。

戦国時代、武士たちは戦場に赴く際に必ずといって良いほど持ち歩いた7つの主要な武具がありました。

これらは刀、太刀、弓、矢、母衣、兜、そして具足(鎧)です。

これらの武具は、武士にとっての最も基本的で重要な装備とされていました。

さらに、歴史的な伝承や物語の中には、有名な戦士である武蔵坊弁慶が持っていた7つの武器の話も存在します。

彼が携えていた武器としては、薙刀、鉄熊手、大槌、大鋸、さすまた、つく棒、袖搦め(そでがらめ)が挙げられます。

このように、武士や戦士が戦場や日常で持ち歩く主要な装備や武器が「七つ」として数えられたことから、「七つ道具」という言葉や概念が生まれ、さまざまな文脈や背景で使われるようになったと言われています。

【七つ道具】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「七つ道具」に関する概念や起源、関連するエピソードなどをカンタンにまとめます。
項目 説明
「七つ道具」の定義 特定の仕事や目的のために必要な一揃いの道具。
由来 武士の文化と関連しており、戦場での主要な装備や武器が「七つ」として数えられたことから。
戦国時代の武士の武具 刀、太刀、弓、矢、母衣、兜、具足(鎧)。これらは武士にとっての基本的な装備。
武蔵坊弁慶の武器 薙刀、鉄熊手、大槌、大鋸、さすまた、つく棒、袖搦め(そでがらめ)。有名な戦士である弁慶が携えていたとされる武器。
文脈や背景 「七つ道具」という概念がさまざまな文脈や背景で使われるようになった原因として、武士や戦士の武器や装備の影響がある。

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