かいろうどうけつ【偕老同穴】の語源・由来

「偕老同穴(かいろうどうけつ)」という言葉は、古典中国の詩集「詩経」から派生しています。

特に、詩経の「邶風・撃鼓」と「王風・大車」の二つの部分から来ています。

“偕老”という部分は、「邶風・撃鼓」にある「執子之手、與子偕老」という言葉から抜粋され、”同穴”という部分は、「王風・大車」にある「穀則異室、死則同穴」という言葉から来ています。

“偕老”は「偕(とも)に老いる」という意味で、”同穴”は「同じ穴(墓)に入る」という意味です。

この二つの部分を合わせることで、言葉全体として「偕老同穴」は夫婦が生涯を通じて仲睦まじく連れ添い、最終的には同じ墓に葬られるという意味を持つようになりました。

この言葉は、夫婦の愛と忠誠を象徴する表現として、多くの文化や文学作品で用いられています。

【偕老同穴】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「偕老同穴」の語源、個々の部分の意味、総合的な意味、そして文化的・文学的な影響をカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
語源 中国の古典詩集「詩経」から派生。特に、「邶風・撃鼓」と「王風・大車」の二つの部分から来ている。
“偕老”の意味 「偕(とも)に老いる」という意味。”邶風・撃鼓”にある「執子之手、與子偕老」というフレーズから抜粋されている。
“同穴”の意味 「同じ穴(墓)に入る」という意味。「王風・大車」にある「穀則異室、死則同穴」というフレーズから来ている。
総合的な意味 “偕老”と”同穴”を合わせることで、夫婦が生涯を通じて仲睦まじく連れ添い、最終的には同じ墓に葬られるという意味になる。
文化的・文学的影響 夫婦の愛と忠誠を象徴する表現として、多くの文化や文学作品で用いられている。

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