「カーキ色」という言葉は、英語の「khaki」から来ています。
この「khaki」はもともとペルシャ語の「khāk」に由来し、土や埃を意味しています。
この言葉がヒンディー語に取り込まれ「khākī」となった後、英語に入りました。
特に、この色には軍服に関するイメージが非常に強いです。
その背景には、19世紀半ばにイギリス軍がこの色を採用した歴史があります。
当時、イギリス軍は現地の土を使って軍服を染めることで、汚れが目立たないように工夫していました。
このような染められた服が「カーキ」と呼ばれるようになったとされています。
この色の選定は、ひとえに服が汚れてもそれが目立たないようにするという実用的な目的から始まりました。
このように、「カーキ色」の語源はその色調が土色に近いこと、そしてその実用性に由来していると言えます。
「カーキ色」の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「カーキ色」の語源、歴史的背景、およびその実用性についてカンタンにまとめます。
ポイント | 説明 |
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語源 | 英語の「khaki」が元で、その語源はペルシャ語の「khāk」(土、埃)から来ている。 |
軍服との関連 | 19世紀半ばにイギリス軍が採用。軍服に強いイメージがある。 |
染色の背景 | イギリス軍は現地の土で軍服を染め、汚れが目立たないように工夫した。 |
実用性 | 色の選定は服が汚れても目立たないようにするという実用的な目的から。 |