かなえのけいちょうをとう【鼎の軽重を問う】の語源・由来

「鼎の軽重を問う」という言葉は、権力者や指導者の実力を疑い、またその地位を奪おうとする行動に対して用いられることが多いです。

この表現の語源は、中国の歴史に由来しています。

具体的には、春秋時代に活動した楚(そ)の荘王と周(しゅう)の定王とのエピソードからきています。

当時、食物を煮るための鍋である「鼎」は、王侯の祭りなどで使われる祭器であり、そのために王位や権力の象徴とされていました。

楚の荘王が周の定王の実力を疑い、またその地位を奪おうとする野心を抱いていた際、周の鼎の大きさと重さを問いました。

これは表面的には単なる質問に見えますが、実はその背後には重大な意味がありました。

鼎の重さを問うという行動は、暗に自分がその鼎、すなわち周の王位を持ち帰るつもりであると示していました。

この挑発的な行動は、周の使者である王孫滿(おうそんまん)によって諌められ、後にこのエピソードは『春秋左氏伝』などの史書に記されました。

このように、「鼎の軽重を問う」は、歴史的なエピソードを元にした言い回しであり、権力者の地位や実力を危うくするような行動、特にその地位を奪おうとするような意図を含んでいる表現です。

【鼎の軽重を問う】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「鼎の軽重を問う」という表現がどのような歴史的背景を持ち、一般的にどのような状況や意味で使われるのかをカンタンにまとめます。
項目 説明
一般的な用途 権力者や指導者の実力を疑う、またはその地位を奪おうとする行動に対して用いられる表現。
語源・由来 中国の春秋時代に活動した楚の荘王と周の定王とのエピソードに由来。
鼎の意味 王侯の祭りで使われる祭器であり、王位や権力の象徴とされていた。
エピソード 楚の荘王が周の定王の実力を疑い、その地位を奪おうとして、周の鼎の重さを問った。
潜在的な意味 鼎の重さを問うことで、暗に王位や権力を奪おうとする意図が示された。
史書 このエピソードは『春秋左氏伝』などの史書に記されている。

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