おてんば【御転婆】の語源・由来

「おてんば」は、活発で少々わんぱくな性格の女性や少女を指す日本語の言葉です。

漢字で「御転婆」とも書かれますが、「転婆」は実は当て字で、正確な語源は諸説あります。

一つの有力な説は、この言葉がオランダ語の「ontembear」から来たというものです。

「ontembear」は、「慣らすことができない」または「手に負えない」といった意味を持っています。

この説が正しければ、おてんばとは「慣らし難い」女性や少女を指すということになります。

それ以外にも、「お」を伴わない「転婆」という用例も存在するため、語源が一つに定まっていない可能性もあります。

例えば、「御伝馬」の字を当てて、この言葉が元々は力強く活発な「御伝馬(おてんま)」から来たという説も存在します。

また、女性が闊歩する様子を表す「オテバ」が時が経て転じたものだという説もあります。

いずれにせよ、「おてんば」という言葉は、活発な女性や少女を表現するための日本独自の表現として広く使われています。

その複数ある語源説が示すように、この言葉には多様な解釈やニュアンスが存在するようです。

おてんば【御転婆】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、語源由来や重要ポイントをカンタンにまとめます。
項目 説明
「おてんば」の基本意味 活発で少々わんぱくな性格の女性や少女を指す日本語の言葉。
漢字表記 「御転婆」とも書かれるが、「転婆」は当て字。
語源の一つの有力な説 オランダ語の「ontembear」から来た可能性がある。この語は「慣らすことができない」または「手に負えない」という意味。
他の語源説 「御伝馬(おてんま)」から来た説や、女性が闊歩する様子を表す「オテバ」が時が経て転じたものだという説も存在する。
複数の語源説 語源が一つに定まっていない可能性もあり、多様な解釈やニュアンスが存在する。
用途 活発な女性や少女を表現するための日本独自の表現として広く使われている。

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