うま・うまどし【午・午年】の語源・由来

「午・午年」は、十二支の中で第7番目に当たる言葉ですが、その語源となったのは「杵」であり、当初は「ご」と読まれていました。

この字が示すのは、草木が成長してその極限を過ぎ、衰えが見え始めるという状態です。

このような意味から、もともとは自然の周期や時の流れを表すために用いられていました。

しかし、後になって十二支が庶民にもより広く理解されるようにするため、各支に動物が割り当てられました。

このとき「午」には馬が割り当てられました。

その結果、現在では「午・午年」は動物では馬を指し、特に年のサイクルでいうと馬に当たる年を指すようになっています。

また、時間に関連しては「午」は昼の12時、すなわち「正午」に関連しています。

これは「午」が表す時間帯が大体午前11時から午後1時までで、その中央が正午だからです。

対照的に、真夜中の12時は「子の刻」の真ん中であり、「正子」と呼ばれます。

このように、元々は自然のサイクルや時の流れを表していた「午」が、時間、方角、そして動物を通じてさまざまな意味に派生しているのです。

【午・午年】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「午・午年」に関して、その定義、語源、用途、派生、そして関連する時間や方角などをカンタンにまとめます。
項目 詳細・内容
定義 十二支の中で第7番目。現在では動物では馬、時間では昼12時、方角では南を指す。
語源 「杵」が語源で、元々は「ご」と読まれていた。草木が成長し極限を過ぎ、衰えが見え始める状態を指す。
用途 元々は自然の周期や時の流れを表すために用いられていた。
派生 各十二支に動物が割り当てられるようになり、午には馬が割り当てられた。
年のサイクル 馬に当たる年を指すようになっている。
時間 「正午」に関連しており、時間帯は大体午前11時から午後1時まで。中央が正午。
対照的な用語 真夜中の12時は「子の刻」であり、それが「正子」と呼ばれる。

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