こういってん【紅一点】の語源・由来

「紅一点」は、多くの男性の中にただ一人女性がいる状態、またはその女性自体を指す言葉です。

この表現の起源は、中国北宋時代の政治家であり詩人でもあった王安石の詩「詠柘榴」にさかのぼります。

この詩の中に「万緑叢中紅一点」という句があり、これは「緑の葉の中にただ一つの赤い花が咲いている」という意味です。

王安石は、この一輪の赤い花が春の景色を魅力的にするほどの力があると詠んでいます。

この詩の句から、一つの目立つ存在がその場を際立たせるという意味を取り入れ、男性ばかりの中に一人だけの女性を表す言葉として「紅一点」という表現が使われるようになりました。

【紅一点】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「紅一点」の意味や由来に関する情報をカンタンにまとめます。
項目 詳細
定義 多くの男性の中にただ一人女性がいる状態、またはその女性自体
起源 中国北宋時代の政治家・詩人王安石の詩「詠柘榴」に関連
詩の中の句 「万緑叢中紅一点」
句の意味 緑の葉の中にただ一つの赤い花が咲いている
詩のメッセージ 一輪の赤い花が春の景色を際立たせる力がある
表現の変化 王安石の詩の句から、一つの目立つ存在がその場を際立たせる意味を取り入れて使用されるようになった

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