かたなおれやつきる【刀折れ矢尽きる】の語源・由来

「刀折れ矢尽きる」という表現は、手段や力が尽き果てる状態を象徴的に表す言葉です。

この言葉の語源は、中国の史書『後漢書』に記された故事に由来しています。

この故事によれば、段熲(だんけい)という後漢の軍人が異民族の羌(きょう)に攻撃されました。

しかし段熲は馬から降りて奮闘し、正午までに羌の軍勢を退散させたとされています。

この戦いで、段熲の刀は折れ、矢も尽きたというのがその詳細です。

この故事から、「刀折れ矢尽きる」という表現が生まれ、戦う手段や力がなくなる状況、または何らかの事を続けるための力や手段が尽きる状態を形象的に表現するようになりました。

この言葉は、元々は戦いの文脈で使われていましたが、現代では様々な状況や問題に対して、解決策や手段が尽きたときにも使われるようになっています。

【刀折れ矢尽きる】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「刀折れ矢尽きる」という表現がどのような語源を持ち、その意味や使われ方がどのように進化してきたのかをカンタンにまとめます。
項目 説明・内容
基本意味 手段や力が尽き果てる状態を象徴的に表す言葉。
語源 中国の史書『後漢書』に記された故事。段熲という軍人が羌との戦いで刀が折れ、矢も尽きた。
文脈 元々は戦いの文脈で使用されていたが、現代では様々な状況で解決策や手段が尽きた時にも使われる。

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