あう【合う/会う/逢う/遭う】の語源・由来

日本語には「合う」「会う」「逢う」「遭う」といった、発音は同じでも漢字と意味が異なる複数の「あう」という形の言葉が存在します。

これらの言葉はそれぞれ異なる状況や文脈で用いられるため、語源や由来もそれぞれ異なります。

まず「合う」は、物事が一致する、或いはぴったりとまとまる概念を指します。

語源に関しては、「上下のくちびるが自然に相寄る時の音」から来ているとされています。

これは形や状態が自然に一致する様子を表現していると言えるでしょう。

次に「会う」は、人と人が顔を合わせる、あるいはある場所で対面する行為を意味します。

この語源は「二肖経(フタアエフ)」の上略であるとされ、元々は二つのものが一致する、或いは出会うという意味合いがあります。

「逢う」は、より親しい人や特別な人との出会い、運命的な出会いを指します。

この言葉の語源は「アアフツの略」で、ここでの「フツ」は「二つ」を意味します。

この語源は、特別な二つのもの或いは人々が一致或いは出会うという意味合いが含まれています。

最後に「遭う」は、好ましくない出来事や不運に出会うことを意味します。

この言葉に関する語源は、「間(アイ)から逢(アフ)が生じた」とされていますが、逆に「逢(アフ)から間(アイ)となったか」とも言われています。

これは、良くない出来事に遭遇する状況が、一種の「間」、つまり不運なタイミングや状況から生じるという意味合いを含んでいると考えられます。

このように、同じ発音であっても、それぞれの「あう」は異なる文脈や状況で使われ、それぞれに独自の語源や由来があります。

【合う/会う/逢う/遭う】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、日本語で「あう」と発音するが漢字と意味が異なる各言葉(合う、会う、逢う、遭う)が持つ主な意味、語源と由来、そしてその用途例をカンタンにまとめます。
言葉 主な意味 語源と由来 用途例
合う 物事が一致する、ぴったりとまとまる 「上下のくちびるが自然に相寄る時の音」から来ている 服が合う、意見が合う
会う 人と人が顔を合わせる、対面する 「二肖経(フタアエフ)」の上略で、二つのものが一致する意味がある 友達に会う、ビジネスで会う
逢う 親しい人や特別な人との出会い、運命的な出会い 「アアフツの略」で、「フツ」は「二つ」を意味する 久しぶりに友達に逢う、運命的に逢う
遭う 好ましくない出来事や不運に出会う 「間(アイ)から逢(アフ)が生じた」とされる 事故に遭う、不運に遭う

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