【意味】
①入浴のために設けた場所。湯殿。浴室。また、ゆぶね、古くは戸棚式の蒸風呂、江戸時代、浴槽を設けたものや柘榴口をつけたものが現れ、蒸風呂は次第に廃れた。温湯浴が主流になるとともにそのための浴槽・浴室、また湯そのものや入湯の意となる。
②風呂屋。銭湯。
③漆器を納めておいて乾かすための室。
④鍬や鋤の鉄製の刃先をはめる木のブロック。
【語源・由来】
「風呂」は、漆器を納めておいて乾かすための室(むろ)の転。一説に茶の湯で、席上において湯を沸かすための土製・木製・鉄製の炉である「風炉(ふろ)」からともいわれる。