「祝詞」とは、祭りや儀式の際に唱える祝福の言葉を指します。
これらの言葉は、古くから日本の祭礼文化の中で大切な役割を果たしており、最古の記録としては延喜式に記されている祈年祭などの27編が存在します。
祝詞は特有の文体、宣命体で書かれており、文末に「宣る」という形や「申す」という形が使われています。
また、祝意が特に強いものには「中臣寿詞」といった特別な名称もあります。
この「祝詞」の名称は、神意を示すという意味の「宣る」の名詞形と、呪術的な行為や物に関連して使われる接尾語「と」を組み合わせた言葉から来ています。
このため、「祝詞」は神の意志や願いを表明し、祈りや祝福を伝える役割を果たすものとして認識されています。
のりと【祝詞】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「祝詞」という言葉の意味や背景、関連情報などをカンタンにまとめます。
項目 | 説明・内容 |
---|---|
表現 | 「祝詞」 |
定義 | 祭りや儀式の際に唱える祝福の言葉 |
役割 | 日本の祭礼文化での重要な役割 |
古い記録 | 延喜式に記されている祈年祭などの27編 |
文体 | 宣命体、文末に「宣る」や「申す」が使用される |
特別な名称 | 「中臣寿詞」など |
「祝詞」の名前の由来 | 「宣る」の名詞形と接尾語「と」の組み合わせ |
役割の認識 | 神の意志や願いを表明し、祈りや祝福を伝える役割 |