「猫も杓子も」という表現は、日本語で「どんな人も」「誰も彼も」という意味を持ち、全ての人を包括的に示す言葉として使われます。
この言葉の語源や由来には複数の説が存在します。
一つの説は、「禰宜(ねぎ)も釈子(しゃくし)も」という表現が変化したものだとされます。
これは「神主も僧侶も」という意味で、宗教の立場に関係なく全ての人々を指す意味で使われたと考えられています。
また、別の説では「女子(めこ)も弱子(じゃくし)も」という意味からきており、これは「女も子どもも」という意味であるとされています。
しかし、これらの説はあくまで一つの見方であり、正確な起源や由来ははっきりと確定されていないのが現状です。
そして、この言葉は少し侮蔑的なニュアンスを含むこともあります。
【猫も杓子も】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「猫も杓子も」という言葉の意味や語源・由来、そのニュアンスに関する情報をカンタンにまとめます。
項目 | 説明・内容 |
---|---|
言葉 | 「猫も杓子も」 |
基本の意味 | 「どんな人も」「誰も彼も」という意味、全ての人を包括的に示す |
語源・由来の説① | 「禰宜(ねぎ)も釈子(しゃくし)も」から変化し、「神主も僧侶も」という意味 |
語源・由来の説② | 「女子(めこ)も弱子(じゃくし)も」との関連から、「女も子どもも」という意味 |
現状 | 正確な起源や由来は確定していない |
ニュアンス | 侮蔑的なニュアンスを含むことがある |