タキシードの語源・由来

「タキシード」という言葉の由来は、アメリカのニューヨーク州に位置する「タキシードパーク(Tuxedo Park)」という地名からきています。

タキシードパークにはカントリークラブがあり、1886年にそのクラブのメンバーであるグリスウォルド・ロリラードが、特定の略式礼服を初めて着用しました。

この略式礼服は、男子の夜会用としての位置づけがあり、燕尾服に似たデザインを持ちながら、背広のような形状をしています。

特徴的なのは、襟が絹で覆われている点や、ズボンに側章が付いている点です。

また、この礼服と合わせて黒の蝶ネクタイを着けるため、ブラック-タイとも呼ばれます。

この服装がタキシードパークのクラブでロリラードによって着用されたことから、この名前が付けられ、やがて広く認知されるようになりました。

一方、イギリスではこの服装を「ディナージャケット」や「スモーキングジャケット」と呼ぶこともあります。

「タキシード」の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「タキシード」という言葉の由来、特徴、初着用の背景、および関連する言葉や意味をカンタンにまとめます。
項目 説明
表現 「タキシード」
由来 アメリカ・ニューヨーク州の「タキシードパーク」地名
初着用者 グリスウォルド・ロリラード
初着用年 1886年
位置づけ 男子の夜会用略式礼服
特徴
  • 襟が絹で覆われる
  • ズボンに側章が付く
  • 燕尾服に似て背広の形状
別名 ブラック-タイ
イギリスでの名称
  • 「ディナージャケット」
  • 「スモーキングジャケット」

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