タングステンは金属元素の一つで、非常に硬く、高い融点を持つ灰白色の金属です。
この名前「タングステン」は英語の「tungsten」に由来しています。
そして、この英語の言葉自体はスウェーデン語で「重い石」という意味を持つ言葉から来ています。
この金属は1871年にスウェーデンの化学者K.W.シェーレによって発見されました。
タングステンを含む鉱石、特に鉄マンガン重石がスズ鉱と混ざると、大量のスズがスラグとして生成される性質があります。
この現象から、この鉱石がスズを「オオカミのように食う」という意味合いで、その鉱石を「wolframite」(ウォルフラム石)と称しました。
そして、この鉱石から得られる金属も「ウォルフラム」と呼ばれるようになりました。
このウォルフラムの名前もタングステンの別称として使用されることがあります。
「タングステン」の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、タングステンに関する他の情報や詳細についてカンタンにまとめます。
項目 | 詳細 |
---|---|
性質 | 硬く、高い融点を持つ灰白色の金属 |
名前の由来 | 英語の「tungsten」。スウェーデン語で「重い石」という意味 |
発見者と年代 | スウェーデンの化学者K.W.シェーレ、1871年 |
タングステンを含む鉱石 | 鉄マンガン重石 |
鉱石の性質 | スズ鉱と混ざるとスズがスラグとして生成される |
鉱石の別名 | 「wolframite」(ウォルフラム石)。「オオカミのように食う」から名付けられた |
金属の別称 | ウォルフラム |