とろいのもくば【トロイの木馬】の語源・由来

「トロイの木馬」という言葉は、古代ギリシャの伝説に登場する巧妙な策略を指します。

この伝説は、小アジアの北西部に存在した古代都市トロイを舞台にしたトロイ戦争のエピソードのひとつです。

トロイ戦争のさなか、ギリシャ軍は手詰まり状態に陥りましたが、オデュッセウスの提案で、内部に兵士を隠した巨大な木馬を作成し、戦場に残して撤退するという策を実行しました。

トロイ側は、ギリシャ軍の撤退と共に放置された木馬を戦利品として城内に持ち込みましたが、夜になって木馬から現れたギリシャ軍の兵士たちによって市内が攻撃され、結果的にトロイは陥落しました。

この伝説から、見かけによらず中に隠れた真の意図や危険を持つもの、または外部から侵入するための手段としての「トロイの木馬」という言葉が生まれました。

現代では、コンピュータウイルスやマルウェアの一種も「トロイの木馬」と称されることがあり、何かに潜む危険や秘密を表すメタファーとして広く用いられています。

【トロイの木馬】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「トロイの木馬」という言葉の起源や意味、現代での用途をカンタンにまとめます。
ポイント 説明
基本の意味 見かけによらず中に隠れた真の意図や危険を持つもの
起源 古代ギリシャのトロイ戦争の伝説
エピソード ギリシャ軍が木馬内に兵士を隠し、撤退後にトロイを攻撃
トロイの結果 木馬の策略により、トロイ市は陥落
現代の用途 コンピュータウイルスやマルウェアの一種の名称。隠れた危険や秘密を示すメタファー

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