「箍が外れる」という表現の背景には、昔の日本の生活風景があります。
この言葉における「箍(たが)」は、桶や樽を形作るための板をまとめて固定するための、竹や金属でできた輪を指します。
桶や樽は、多くの板が組み合わさってできており、その結束を保つために箍が使われていました。
箍が外れてしまうと、その桶や樽は板がばらばらと崩れてしまうのです。
この様子から、比喩的に「束縛や緊張が解けて、度を超えた行動をとる」という意味で用いられるようになりました。
【箍が外れる】の意味・語源由来!表で簡単まとめ
表を使って、「箍が外れる」という表現の意味、由来、および使用する際の比喩的な意味をカンタンにまとめます。
項目 | 説明 |
---|---|
表現 | 「箍が外れる」 |
「箍(たが)」の意味 | 桶や樽を形作るための板を固定する竹や金属の輪 |
桶や樽の構造 | 多くの板が組み合わさっており、箍で結束されている |
箍が外れる状態 | 板がばらばらと崩れる |
比喩的な意味 | 「束縛や緊張が解けて、度を超えた行動をとる」 |