【意味】
①計算機の一種。横長浅底の箱あるいは枠に横に梁を設け、これを貫いて縦に渡した多くの串に5個ないし7個の珠を貫く。球は梁下に5個(現在では主に4個あって1個で1を表す。この珠を上下させて計算する。中国で宋末から元代に行われ、日本へは室町時代末頃伝来したと推定される。
②勘定。計算。珠算。
【語源・由来】
「算盤」は、室町時代末ごろに日本に伝わった。古代中国では、数を数えることを「算」といい、数を数える盤のことを「算盤」といった。「そろばん」は、唐音の「スワンパン」が変化したものとされる。1570年代の「日本風土記」に「そおはん」という名でそろばんのことが記されている。