しおり【栞】の語源・由来

「栞(しおり)」は、現代では書物の間に挟んで目印として使用されるものを指します。

しかし、この言葉の由来は、文字通りの「書物の目印」ではありません。

実際の語源は「枝折り」という言葉に関連しています。

「枝折り」は、かつて山道を行く際に、通った場所や道の目印として木の枝を折っておく習慣から来ています。

この「枝を折る」という動作を表す動詞が「枝折る(しおる)」で、この動詞の連用形が名詞化されて「しおり」となりました。

時が経ち、この「目印をつける」という概念が、書物の中に目印として紙片や布を挟む行為に転用され、現在の「しおり」の意味として定着しました。

しおり【栞】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「栞(しおり)」の名前に関する由来や語源をカンタンにまとめます。
属性 詳細
対象の言葉 栞(しおり)
現代の意味 書物の間に挟む目印
語源 枝折り
語源の由来 山道を行く際、通った場所や道の目印として木の枝を折る習慣
関連する動詞 枝折る(しおる)
名詞化の経緯 「枝折る」の連用形が名詞化して「しおり」となる
意味の変遷 「目印をつける」の概念が書物の目印として転用され、現在の意味に定着

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