【意味】
なまいきである。分をこえてしゃれたまねをする。利いた風である。
【語源・由来】
「しゃらくさい」の「くさい」は接尾語の 「くさい」で、「泥くさい」「貧乏くさい」のように、~のように見えるという意で用いられた。
語源には諸説あり、福井の三国では、遊女のことを「しゃら」 と呼び、遊女のように豪華に着飾ることを「まるで遊女のよう」という意味で 「しゃらくさい」といったという。他にも、「伽羅(きゃら)」と呼ばれる高いお香があり、ほのかに香る程度につけるのがお洒落とされた。だが、野暮な人が、お香をつけすぎて、周りを不快にさせてしまい、「伽羅くさい」 といわれた。それが訛って 「しゃらくさい」 となったともいわれる。