【意味】
①(五行説で春は青に当てる)春。陽春。
②年の若い時代。人生の春にたとえられる時期。
【語源・由来】
古代中国の陰陽五行説で、青は春の色であることから。「陰陽五行説」とは、古代中国に起源をもつ哲理。一切の万物は陰・陽二気によって生じ、五行(木・火・土・金・水)中、木・火は陽に、金・水は陰に属し、土はその中間にあるとし、これらの消長によって天地の変異、災祥、人事の吉凶を説明する。この「陰陽五行説」では、季節を「白秋」「玄冬」「朱夏」「青春」とし、春の異称が「青春」となった。
「青春」は、年の若い時代をさすようになったのは、夢や希望、生気に満ち溢れていることから、人生の春にたとえられたもの。