さといも【里芋】の語源・由来

【意味】
サトイモ科の一年生作物。熱帯では多年生。地下の根茎から葉柄の長い葉を出す。葉は大きな長心臓型で水をはじく。花は仏焔苞(ぶつえんほう)に包まれた肉穂花序をなす。原産地は熱帯アジアで、世界の温帯・熱帯で広く栽培される。日本にも古く渡来。雌雄同株。多く10月頃収穫する芋は塊茎・葉柄と共に食用とし、品種が多い。ツルノコイモ。ハタケイモ。

【語源・由来】
「さといも」が日本に伝わったのは、縄文時代ころと考えられ、長く栽培されている。「さといも」の名は、山地に自生していた「やまいも」に対し、里で栽培される芋の意味で「さといも」と名づけられたとされる。
「さといも」の名称は、室町時代末期になって生じたもので、奈良時代には「いへつうも(家の芋)」、平安時代には「いへついも」、「いへのいも」と呼ばれた。

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