さといも【里芋】の語源・由来

「さといも」は、熱帯アジアが原産地で、温帯・熱帯地域で広く栽培される一年生の作物です。

この芋は、日本に縄文時代頃に渡来したと考えられ、以来長い間栽培されてきました。

名前の「さといも」は、山で自生していた「やまいも」に対して、里、つまり村や町などの人々の住む地域で栽培される芋を指して名付けられたものです。

この「さといも」という名称が一般的に使われるようになったのは室町時代末期のことで、それ以前には奈良時代に「いへつうも(家の芋)」や、平安時代に「いへついも」、「いへのいも」というように、家の近くで栽培される芋という意味を持つ名前で呼ばれていました。

さといも【里芋】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「さといも」の原産地、名前の由来、日本での伝来時期や歴史的背景などをカンタンにまとめます。
キーポイント 詳細
原産地 熱帯アジア。
栽培地域 温帯・熱帯地域。
日本への伝来時期 縄文時代頃。
名前の由来 里で栽培される芋を指して、「やまいも」に対する名前として「さといも」と名付けられた。
一般的な使用時期 名称「さといも」が広く使われるようになったのは室町時代末期。
それ以前の呼称 奈良時代の「いへつうも(家の芋)」や平安時代の「いへついも」、「いへのいも」として知られる名前で呼ばれていた。

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