【意味】
シソ科の観賞用一年草。高さ約50cm、葉は卵型。ブラジル原産で、園芸品種が多く、夏・秋、穂を成して大きい濃紅色の唇形花を開く。萼も同色。緋衣草。また、広くはシソ科アキギリ属(学名サルビア)植物。新旧両大陸の熱帯・温帯に分布し約700種。日本の山地にもアキノタムラソウなど数種がある。外国産の数種は香料・観賞用に栽培。
【語源・由来】
「サルビア」は英語「salvia」から。「salvia」は、無傷、安全なの意の古い印欧祖語「solwo-」からで、「健康な」「安全な」の意のラテン語「salvus」に由来する。「サルビア」が、古くから薬用とされてきたことに由来すると考えられる。