さいのかわら【賽の河原】の語源・由来

賽の河原は、冥界において小児が苦しむ場所とされています。

ここでは子供たちが石を拾って父母の供養のために塔を建てようとするのですが、邪悪な鬼が現れてこれを壊してしまいます。

地蔵菩薩がこれらの子供たちを助けるという伝承があります。

この場所の名前の由来には複数の説が存在します。

一つは、昔、葬地として使われていた場所にちなんで名付けられたとするもので、具体的には京都の佐比川や奈良県の狭井川が挙げられています。

もう一つの説は、「賽」という言葉が「境界」を意味することから名付けられたとするものです。

賽の河原という名前とその伝承は、時間をかけても結果が出ない、つまり無駄な努力を意味する言葉としても使われるようになりました。

【賽の河原】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「賽の河原」に関する伝承やその名前の由来、現代での意味などをカンタンにまとめます。
項目 説明
場所の特徴 冥界の場所。小児が石を積み上げるが、鬼によって壊される
伝承 地蔵菩薩が子供たちを助ける
名前の由来(1つ目の説) 葬地として使われていた場所(例:京都の佐比川、奈良県の狭井川)から
名前の由来(2つ目の説) 「賽」が「境界」を意味することから
現代での意味 無駄な努力や結果が出ない努力を指す言葉として使われる

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