さいのかわら【賽の河原】の語源・由来

【意味】
①小児が死んでから苦しみを受けるとされる、冥途の三途の河原。石を拾って父母供養のため塔を造ろうとすると鬼がきて壊すという。西院(斎院)の河原。
②転じて、いくら積み重ねても無駄な努力。

【語源・由来】
「賽の河原」は、昔、葬地だった京都の佐比(さい)川や奈良県の狭井(さい)川が由来という説、境の意の「賽」から出たという説がある。
賽の河原には、親に先立って死んだ小児が、石を拾って父母供養のため塔を造ろうとすると鬼がきて壊してしまい、これを地蔵菩薩が救うとされているが、俗信とされる。この俗信から、「賽の河原」は、無駄な努力を意味するようになった。

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