おおぶろしき【大風呂敷】の語源・由来

「大風呂敷」という言葉は、文字通り大きな風呂敷を指しますが、この言葉には比喩的な意味も含まれています。

元々「風呂敷」とは、風呂に入るときに衣類を包むため、または風呂から上がった後に足を拭くために用いる布のことでした。

風呂敷が特徴的なのは、中身が何もない状態でもその布自体が大きく広がる点です。

特に「大風呂敷」はその名の通り、より大きな布であり、より多くのものを包めるように見えます。

この特性から、比喩的に「大風呂敷を広げる」という表現が生まれました。

これは、実際には達成できそうもない大それた計画や発言をすることを指します。

つまり、「大風呂敷」はその大きさが示すように、一見素晴らしいかのように見えますが、実際には中身がない、またはその計画や発言が現実不可能なものであることを暗示しています。

このように、「大風呂敷」はその形状と用途から転じて、大言壮語や誇大な計画を表す言葉として用いられるようになったのです。

【大風呂敷】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「大風呂敷」の基本的な意味、その用途と特性、比喩的な意味とその社会的・文化的な用途をカンタンにまとめます。
項目 説明
基本の意味 大きな風呂敷布を指す。しかし、比喩的な意味も含まれる。
風呂敷の用途 元々は風呂で衣類を包むため、または足を拭くために使われる布。
特性 中身が何もない状態でも布自体が大きく広がる。
比喩的な意味 「大風呂敷を広げる」は、大それた計画や発言をすること。
暗示 計画や発言が現実不可能、または中身がないことを暗示する。
社会的・文化的用途 大言壮語や誇大な計画を批評または描写する際に用いられる言葉として広く受け入れられている。

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