くつわをならべる【轡を並べる】の語源・由来

「轡を並べる」という表現は、複数の人々が揃って同じことをする様子を形容します。

この言い回しの背景には、馬に用いられる「轡(くつわ)」という金具があります。

轡は馬の口にくわえさせ、手綱をつけることで馬を制御するための装置です。

この表現がどのようにして生まれたかというと、複数の馬がそれぞれ轡をつけられ、同じ方向を向いて並ぶ様子から来ています。

つまり、それぞれの馬が一つの目的や方向に向かって揃っている状況を人々にも適用した形です。

このようにして、「轡を並べる」は複数の人が一つの目的や方向に向かって協力して行動する、という意味で用いられるようになりました。

それが比喩的に拡大して、団体や集団が一致団結して何かをするという状況全般を指すようになったわけです。

【轡を並べる】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「轡を並べる」の元々の背景から比喩的な拡大、そしてその基本的な意味まで、この表現がどのように形成されたのかをカンタンにまとめます。
項目 説明・特徴
基本の意味 複数の人が一つの目的や方向に向かって協力して行動する
背景 馬の制御装置である「轡(くつわ)」に由来
起源の状況 複数の馬が轡をつけ、同じ方向を向いて並ぶ様子
比喩的拡大 団体や集団が一致団結して何かをする状況全般に適用されるようになった
当初の用途 馬が一つの目的や方向に向かって揃っている状況を人に適用

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