こそく【姑息】の語源・由来

「姑息」という言葉は、元々「しばらくの間、息をついて休む」という意味を持っています。

ここで、「姑」は「しばらく」や「かりそめ」という意味を、そして「息」は「やむ」や「それでいい」という意味を持ちます。

これらの組み合わせから「その場しのぎ」という意味が生まれました。

しかしながら、時が経つにつれて、この言葉は「姑息な手を使う」や「姑息な手段でごまかす」といったネガティブな文脈で使用されることが増えました。

このため、多くの人々が「姑息」を卑怯なさまを意味する言葉と認識するようになりました。

さらに、「小癪」という言葉と混同されることも、この意味変化に一因として考えられています。

こそく【姑息】の意味・語源由来!表で簡単まとめ

語源由来の博士
表を使って、「姑息」に関する主要なポイントをカンタンにまとめます。
項目 内容
言葉の起源 「しばらくの間、息をついて休む」という意味。
「姑」と「息」の意味
  • 「姑」は「しばらく」や「かりそめ」
  • 「息」は「やむ」や「それでいい」
初期の意味 「その場しのぎ」
意味の変化 ネガティブな文脈で使用されるようになり、「卑怯なさま」として認識されるようになった。
「小癪」との混同 「小癪」という言葉と混同されることも、意味の変化に影響していると考えられる。

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